Mollusk

集積所。

日記(23-07-05)

カプセルホテルにて6時半ごろ起床。そのまま朝食を食べに行く。焼き魚や味噌汁などが並ぶ、朝食らしい朝食を食べたのは久しぶりかもしれない。朝から健康的なご飯が食べられて嬉しい。

朝風呂。体を洗ってから湯船に浸かる。まだ朝も早いため他のお客さんが少ない。快適。取り敢えずサウナへ。少し早めにサウナから出た後、水風呂(約14℃)と水風呂(約29℃)の冷冷浴。プールほど温度の水の中に体を揺蕩わせながら軽くととのう。その後ミストサウナやフィンランドサウナも利用。

休憩室にて持ってきた本を読もうとする。しかし、リクライニングチェアの上に寝そべった瞬間、本を読もうという気持ちが消失。なにもせずに先程の入浴の余韻に浸る。無為の時間を1時間ほど過ごした。この時点で今日の勝利を確信。

10時ごろチェックアウト。友人とロビーにて合流。そのままヨドバシカメラ梅田店に向かう。途中でコメダ珈琲による(友人の朝食がまだだったため)。何を話したのかはもはや覚えていない。しかし日々交わされる会話のほとんどは忘れ去られる運命にある。

ヨドバシカメラ梅田店に到着。昨日言っていた通り、友人のスマホケースを探す。流石の品揃えで、スマホ周りのアクセサリーがとても充実していた。ここでも友人は悩んだ末スマホケースを買わず。買い物に真剣だと思った。自分ならテキトーに2〜3分で選んだものを買っていたに違いない。

京都へ向かう電車に乗る。お互い疲れているためか(主に僕が疲れている)、会話はすくない。40分ほどで京都駅に到着。目覚ましのためにレッドブルを買って飲む。

京都駅の地下にあるお好み屋さんで昼食。お好み焼きを食べるのは久しぶりで美味しい。お好み焼きを、切り分けて小皿に盛り青のりや鰹節、ソースやマヨネーズをかけて食べる。食に至るための工程が多いため会話が発生しやすい(レッドブル効果でか二人とも少し元気になった)。食事は独特の作法を要求することで、目的への遅延を獲得し、その遅延がコミュニケーションを発生させる(ここで言う「独特の作法」は多くの場合、その場所でのマナーにあたるだろう)。

アップリンク京都へ。『まーごめ180キロ』という映画を見る。お笑いコンビママタルトのボケ担当・大鶴肥満のギャグ「まーごめ」の秘密迫るドキュメンタリーとのこと。大鶴肥満という一人の人間の過去と現在が交錯し、彼のパーソナリティが浮かび上がってくるような内容。笑いどころが多く、常に笑える。ほぼ全編を彼へのインタビューが占めており、大鶴肥満の様々な表情が垣間見られた。こんなに映画館で笑ったのは初めてだと言うくらいに笑った。上映後、放送作家の白武ときお(今作の監督)がサイン会をしに劇場に来ていることを知る(突然決まったことらしい)。僕も物販で『まーごめ180キロ』クリアファイルを買って、そのファイルにサインを貰う。初めての有名人からのサイン。

その後京都駅に戻り、晩御飯に寿司を食べる。お互いに疲れているため、精彩を欠いた会話が繰り広げられる。寿司が美味かった。

その後友人とはお別れ。僕もいそいそと家路に向かう。疲れのため帰宅後割とすぐに寝てしまう。充実した二日間だった。