Mollusk

集積所。

日記(23-06-27)

今日はAmazonで頼んでいた本が3冊も届いた。『アナキスト民俗学: 尊皇の官僚・柳田国男 (筑摩選書)』社会心理学講義 ──<閉ざされた社会>と<開かれた社会> (筑摩選書)』『写真の理論』の3冊。

アナキスト民俗学』は「全く新しい柳田像を提示した、画期的な書」らしい。そもそも大した柳田國男像を持ち合わせていない自分が読むべき本ではないかもしれないが、著者の一人である絓秀実の名前に惹かれて購入。絓に関しては、今月末に『絓秀実コレクション1 複製の廃墟──文学/批評/1930年代』『絓秀実コレクション2 二重の闘争──差別/ナショナリズム/1968年』の発売が控えている。

社会心理学講義』は『責任という虚構』や『民族という虚構』などの著作でも知られる、小坂井敏昌の著作。著者の執筆活動のバックボーンが知りたくて購入。ですます調で読み易そうな印象。

写真論に関しては割と継続的な関心があり、これまでベンヤミンやバルト、ソンタグ多木浩二などが書いたものを思いついたように読んできた。『写真の理論』には、ロザリンド・クラウスをはじめとする執筆陣5名の写真に関する重要論考五篇が収録されている。そういえばこの前少し読んだ、中平卓馬による写真論、『なぜ、植物図鑑か―中平卓馬映像論集 (ちくま学芸文庫)』も面白かった。

いつもながら手元に新しく読むための本が届くのは嬉しいことだ。