Mollusk

集積所。

日記(23-07-03)

今日は晴れ。暑い。しかも湿度が高い。蒸し暑い。

ようやく精神科に行くことができた。待合室で本を読みながら名前が呼ばれるのを待つ。20分ほどしたところで名前を呼ばれる。診察室に向かう。診察室では机を介して面と向かって、医者と話をする。毎度の事ながら他人のまなざしを一身に受けながら、自身のことについて話をするのは難しい。(一方で、精神分析は、患者=分析主体を寝椅子に横たわらせ、分析家がその視界に入らない状態で行われる。そのような状態の方が患者は話しやすいから、とのことだ。何かの本で読んだ)。自分は、他人の目を見ながら自身のことを話すことが本当に苦手なので、最近では目を瞑りながら、自分の状況を話している。こうするといくらかは話しやすい。目と目を合わせた「真っ当な」コミュニケーションは、自身の中の「弱み」や「恥」を抑圧する。他人と目を合わせると、診察室の中でも自分が「ちゃんとした人間」であるかのように振る舞ってしまう。他者のまなざしがミクロな規律訓練型の権力を発生させる。

余談だけれど、お金と時間があればいつか精神分析を受けてみたい。しかし、日本にはそもそも分析家の数が少ないらしい。フランスなんかには分析家がたくさんいるらしいけれど。